さて、お腹がいっぱいに成ったのでいよいよ街へ繰り出すのです。そもそも僕は子供の頃から“皆で同じ事やる”ってのが大嫌いで、だから日本の伝統的な祭りとかってとても苦手だったのです(今も参加は嫌)。でも、『阿波踊り』と出会ってからなんかもう阿波踊りなくては夏を過ごせない(感じられない)身体に改造されてしまってて気が付くと大阪の『
(左)お馴染みの文句 (中)“あほう”はこやつ (右)女踊りは色っぽいねえ
『踊るあほうに、見るあほう、同じ阿呆なら踊らにゃ損、損』、お馴染みの名文句、「人を阿呆呼ばわりしたり損得感情だけで物事判断するのか君は?」と解釈によっては言いたくなる(成らへん成らへん)謡だしですが、僕には『人には上も下も無いのよ、No.1よりOnly
Oneよ、さあ、Welcome,Welcome』と聴こえるのです。『聞こえる』を『聴こえる』って書いたのはこちらの方が“心”が有るから。そう、僕は『阿波踊り』から人を想う優しい心根すら感じるのです(大袈裟かな?)。「22:30に桟敷席の『連』が出てくる辺り集合」を条件に一旦自由行動って事になり、ウチの人達はダックテールさんの御子息兄弟と阿波踊り見物を、僕は呑みたい(運転手以外です)人達とジャズバー『コレクター』に行きマスターの
ケンちゃんとの2年ぶりの再会を果たしました。(嬉しかった)
『コレクター』に行く途中、商店街の中でさっき桟敷から出て来た『のんき連』の方々が踊りだし気が付くとつるぱ氏も踊っててなんかこう今これを体験できてる事への喜び、一年間元気で居られた事への感謝の気持ちでいっぱいに成りました。(おかしな神さん拝んでませんので御安心を)
(左)『のんき連』スタンバイ (中)『のんき連』スタート (右)こちらは鳴り物セクション
(左)コレクターにてケンちゃんと(中)ケンちゃんの為に弾きました(右)壁に乗って見物する
『コレクター』では普段そんな事滅多に要求しないケンちゃんが「たまにはウチのピアノもなぜてやって」なんて言うもんだからケンちゃんとの友情の証に皆の前で2曲演奏しました。話が尽きる事は無かったのですがそろそろ集合の時間だったので『コレクター』を後に集合場所へ戻りました。
集合場所ではウチの人がダックテールさんの御子息兄弟と共に地下駐車場出入口壁に乗ってこの日の阿波踊りのクライマックスを見物していました。阿波踊りの演舞時間は18:00〜22:30と決まっており22:30の最後の踊りの時は桟敷席のお客さんも皆下りて来て『連』に混ざって寒イボが出る程大フィーバーに成ってフィニッシュを迎えるのです。今まさにその瞬間が目の前で行われてて興奮の坩堝の中そろそろ寒イボでも出そうかな思ったら踊り狂う群集の中にきっちりつるぱ氏が居たのには笑わされました。