砂糖村な人々と共に

シュガーヴィレッジへ行こう

松山市で10/10に行われた音楽イベントに行きました。

<2004年10月9(土)〜11日(月)>

高知県宿毛市〜愛媛県松山市

旅する人:おっちゃん&マミさん(おつまみ)

Report by おっちゃん

Photo byマミさん





by,
シューガーヴィレッジ実行委員会
Cried Light West&East
ニリンドライト



<シュガー・ヴィレッジとは>

 毎年10月の第ニ日曜に愛媛県松山市 三番町界隈で行われてる音楽イベントが『Sugar Village』(シュガー・ヴィレッジ)。今年で7回目を迎えるこのミュージックストリート、今年は遂に 三番町 を飛び出し二番町にまで広がったうえに今年から毎年恒例の秋に加え初夏バージョンも始まり年二回の開催に。僕自身自己のバンド E.D.F .で毎年参加してますが増々規模が大きく成って来るのがとても嬉しいのです。

そもそも『シュガー・ヴィレッジ』とは全国各地で行われてるジャズストリートの様な物なのですが形態は同じでもその内容たるやジャズだのロックだのと音楽をくだらないジャンル分けで縛るような物では無く全くのナチュラル・ノンジャンルでクラッシック〜ブラジル〜ジャズ〜フォーク〜ロック〜etcに至までそのどれもがごく自然に存在するのが大きな特徴では無いかと.....。

今回は毎年のごとく単に演奏(仕事)で行くはずがまさかこんなノリに成るとは。(笑)

今からのレポート僕は おっちゃん@クライドライト で書けばいいの?
それとも、 ミュージシャン清水武志 で書けばいいの?



<そもそも>

話しの発端はやはり夏のキャノンボールっしょ。すっかり旅というか松山中毒(略して松中?でもこれだと松山中学か)と化したクライド面々が秋のシュガー・ヴィレッジが連休に行われるのをいち早く察知してその時を狙って再度現地集合を目論んだのが始まり。とは言ってもキャノンボール程はさすがに集まれないけど可能なメンバーでわいわいやりました。

って僕とたけい氏はあくまでも職務だったのですが仕事と遊びが同居する人生で良かった。



=1日目10/9(土)台風=

宿毛へ行きました


8月に僕が中学時代とってもお世話に成った元家庭教師の先生からお便りが来たのですがそこにはこんな内容が書いてありました。

地元の野外ジャズフェス でミュージシャン移動のボランティアをした時ボーカルの越智順子さんと話す機会が有って「清水武志ってピアニスト知ってますか?」と聞いたらとても絶賛してくれたので嬉しく成って手紙した”

との内容でした。今は高知県宿毛市(すくも)で中学校の校長先生をなさってるこの先生との出会いが無かったらおそらく僕はミュージシャンに成ってなかっただろう事を思い起こすと急にお顔が見たく成ってじっとしてられなく成りシュガーヴィレッジに合わせて前乗りして宿毛経由で松山入りする事を計画、今回に至ったのです。

先生にも前もって連絡を取りフェリーも予約して準備は完璧だったのですが今回は台風22号(マーゴン)が紀伊半島上陸必至状態だったのでその影響がかなり出てしまい予約してた 南海フェリー は欠航、仕方なくというか「それなら逆手取って旅費を思いっきり安く上げてやれ」って事で9日(土)未明1時50分に我が家( 和歌山市 )を出発、ひたすら地道にて岡山県宇野港 目指す事にしました。途中『神戸 』から『龍野 』間は少しだけ高速道路&バイパスを使ったものの費用はわずか何百円で済み朝7時に目指す宇野港に着きました。今回は僕の2CVではなくマミさんのS61年式?イスズビッグホーンでの参加だから途中運転交代出来るしそういう意味ではかなり楽でした。


さて僕達が乗ったフェリーはもうお馴染みの『宇高国道フェリー 』、このフェリーは人数に関係なく車一台の料金なので非常にリーズナブルなのです。しかもローソンのロッピーでチケットを買えば4m以上5m未満が通常¥3300のところ¥2700に成るのです。7時半発のフェリーに乗ったのですが8時の便から台風の為欠航だったので何とかセーフ。

   
(左)朝7時到着!   (中)なんとか乗れました   (右)ええでしょこいつ


フェリーは約1時間で無事高松港に到着、『 高松 』から『高知 』までR11〜R32をひたすら南下、道中NHKラジオの台風情報から耳を離せない状態でした。

今から10何年か前にバイク友達のゴロちゃんと2台で高知の『 よさこい 』を観に行ったのもこの道でした。途中讃岐饂飩エリア辺に大きな船の型した『こんぴら丸』ってレストランだかが有ってとても印象的なのですが今は『 こんぴら丸 』横にバイパスだか高速だかが出来て10何年か前通った記憶からすると予期せぬ景色の展開にただただ驚くばかり!


   
 (左)道の駅までうどんが  (中)ついでにおしっこ  (右)これが『こんぴら丸』

さて、讃岐だからといって決して饂飩を食する事のない我々、目指すは宿毛、まだまだ遠いので先を急ぐのです。『琴平』からR32をさらに南下、途中飛行機の置いてある道の駅やおいしい饂飩屋もクリアー、『猪鼻峠』を越えて車は徳島県三好郡池田町に入りました。

ここで一瞬R192を通り再びR32を南下、これも10何年か前の話ですが、四国ツアー(演奏旅行)の時松山〜高知へ移動する時に台風と遭遇してしまい足留めを食って偉く苦労(車を捨てていつ来るとも知れない鉄道で移動)して高知入りしたのがこの池田〜高知間の『大歩危・小歩危』(おおぼけ・こぼけ)付近だったのでそれがトラウマに成ってて“今回もここで”と思ったので徹夜して岡山周りしてまで四国入りしたのですがどうやら台風は思いのほか東に抜けたみたいで四国のこの辺では雨は降っておらず通行止めは免れました。

やがて『小歩危』を通過して『大歩危』にさしかかった時突如『mont・bell 』(モンベル:アウトドア用品等を扱うお店または会社)が現れこれを発見したマミさんが喜ぶ喜ぶ(カヌーやってるから)。で、ここは『mont・bell』だけでなくコンビニや祖谷蕎麦屋などもある総合施設(早い話が道の駅のようなもの)であることからここで休憩する事に。

West West 』と名付けられたこの総合施設、また何でこんな山深い谷の中にモンベルがと思いきや、ここの横の川(実は『吉野川』)のこのエリアは流れが急でラフティング(早い話がゴムボートに沢山乗って行う激流下り)のメッカ。ここの『mont・bell』はどうやらこの辺の基地に成ってる様子でこの時も朝のブリーフィングを済ませた団体が出発して行きました。てな訳でこの辺にはここに『mont・bell』が有ると便利な人が多いって訳なのです。

『mont・bell』で買い物を済ませた(やっちゃいました)マミさんはとっても機嫌が良くって肥満解消の理由でマミさんより食事制限をされてる僕はこの機嫌のいいタイミングを見計らって隣の祖谷蕎麦屋『もみじ亭』に行きたい事を告げるとOKが!

味は各人感性が違うと思いますのでここでのコメントは控えさせていただきますね。


   
(左)猪鼻峠から徳島県入った辺 (中)大歩危に有るWest West  (右)モンベル

   
(左)この川をカヌーやゴムボートが(中)祖谷そば『もみじ亭』(右)注文品です


この『West West』を出たのが11時過ぎ、この後運転をマミさんに交代して僕はひと休み。でも道中ぐにゃぐにゃで仮眠などとても、峠を抜け切った所の 道の駅『南国』 で昼寝をすることにしました。(南国着12時前)

ここで3時まで約3時間ゆっくり休んで再び『宿毛 』目指したのですがこの頃から台風は何処へやら、空はどこまでも青く昨夜からの事が嘘の様でした。

南国 』から高知市 内を抜けて宿毛まで約3時間の旅、今度はR56をひたすら西に向かって走りました。過去に2回くらい通った事が有るR56高知〜宿毛間ですが今回は驚き、殆どがバイパス化されてて信号も少なくって煩わしい市街地走行もあまり無くってスムーズだったのです。

面白かったのがマミさんに高知市内の路面電車には『 ごめん 』って駅がある事を伝えると信じてくれないのですが前から来た電車に『ごめん』って書いてあるのを見て怒ってるのです。どうやら昔電車が悪さした事がその地名の由来だと思ったみたいで.......。(冗談でもおもろい)


     
(左)南国は快晴=携帯にて撮影= (中)高知市内を行く路面電車 (右)赤いのが『はりまや橋』?

   
(左)清流『仁淀川』 (中)かわうその街も通りました (右)海沿いで夕暮れ、遥かに『足摺』が


高知市内を4時頃出て宿毛に着いたのは7時頃でした。『宿毛駅』(くろしお鉄道)ロータリーにて先生と待ち合わせ、6年ぶりの再会と成りました。また、先生のアップライトピアノとも26年振りの再会と成りました。(右写真)

7時半頃先生のお宅にお邪魔して子供達の歓迎をうけてこの後は呑めや弾けやのええ感じの時間が流れました。御馳走様でした先生&奥様。南レクジャズフェスのボスN田御夫妻も有り難うございました。とても楽しい時間が過ごせました。

残念なのは宿毛着が夜で暗かった事、先生宅で思いっきり酔っぱらってしまった事で宿毛の写真が有りませんのですわ。昔話(僕は中学生で先生は大学生でした)に華が咲きほんまよお呑みました。やがて零時過ぎに宴はお開きと成りこの日私達夫婦は先生宅にお世話に成り朝までぐっすり眠らせていただきました。


おやすみなさい





2日目へGO!


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