=2日目(8/12)火曜<和歌山〜徳島>=


1、徳島上陸

そんな訳で前夜あまり眠れなかったにもかかわらず朝8時15分には夫婦揃って起きておりました。理由は10時50分のフェリーに間に合わす為ってのも有りましたが本当の所は朝のNHKの連続テレビ小説『瞳』を見逃したくなかったから。和歌山泊って事も有りお陰で余裕を持ってフェリーに乗る事が出来ました。

     
(左)朝一番に屋上から見た和歌浦湾 (中)どこまで青い和歌浦の空 (右)フェリー乗り場着 

フェリー乗り場に向かう道中、無線で僕のコールサイン呼んで来る奴が居る。こんな事するのは間違い無くパテさんで店に向かう途中なのか抜け出して来たのか僕達を見送りに来てくれました(この時点ではパテさんのCBサプライズ参加は不確定でした)。無線交信後フェリー切符売り場で合流、暫し歓談、我が家南海フェリーのナッスル会員でナッスルカードのポイントが貯まってたので迷わず還元、お陰で5000円も得してしまいました。

さて、折角見送りに来てくれたのだから時間も時間だし見送られない手は有りません。と言うか港に別れは付き物なのです。1時間前に乗船口に並び乗船開始を待ちました。パテさんは乗船待ち駐車場には入れないのですが、僕達にはアマ無が有るので会話はそのまま続きました。

やがて乗船が開始され我が家2CVも船の中へ、本来ならこれでおさらばなのですが僕ハンディートランシーバー(以後『ハンディー機』)片手に船内に上がったもんだから会話はいつまでも続くのです。


   
(左)乗り場に先回りしたパテさん (中)乗船開始を待つ (右)和歌山と徳島を結ぶ南海フェリー

   
(左)いよいよ乗船 (中)現代車に混じって一人可愛い奴 (右)このフェリー絶やしてはなりませぬ


この日は北京オリンピックの関係かテロ防止の為海上警察の方々も乗り込んでおられたのですがハンディー機で何処かと交信する僕を怪しむでもなく平和な時間が流れていました(ええかいな?)。結局、船内は満席で座れず、我々はデッキの日陰の涼しい所を見つけてグテッ、パテさんは海を見渡せる高台のロケーションに移動。

こんな事するもんだから交信はいつまでも続くのでしたが11時半頃遂に帰らない訳にはいかないのかパテさんお店に帰って行かれました。ひさしぶりにマリンタイムモービル運用でアマ無を楽しみました。デッキで無線してると子供さんやおじさん達が興味深そうに見て行くのが面白かったのです。

     
(左)出港、パテ側を望む (左中)パテから見た船影 (右中)空には飛行機雲 (右)いよいよ徳島入港

パテさんとの交信を終えてデッキで二人うだうだしてましたがやがて12時40分フェリーは無事に徳島港に着きとっとと降りて市街地目指すのでした。着岸前にデッキから見た小松島の小さな飛行場(自衛隊)でタッチアンドゴーをくり返すヘリコプターがなんだか可愛いく思えました。というか、小松島基地にも阿波踊りの連が有るので「今飛んでる方々も後で着替えて阿波踊りしにくるのかなあ」とか思ってました。

さて、無事徳島に着いたもののこの時点でお昼の1時前、徳島上陸の目的『阿波踊り』の県庁県外車用無料駐車場オープンが18時半(阿波踊り開催は18時)とまだ随分時間が有るので先ずはいつも行く徳島港近くのアウトドアショップに寄って時間潰しをする事にしました。

結局ここでウチの人が何だかんだ小物を買ったのでいつも「県外ですから」と拒んでた会員カードを作る事にしました。普通に考えると徳島のアウトドアショップなんて買い物する機会がないのですが、このお店は港や市街地から近いので気が付けばしょっちゅうここで買い物してる事に気付いたのです。

で、アウトドアショップで買い物して水缶に水貰ってついでに阿波踊り情報得た時点でもまだ14時頃、まだまだ時間が有るのですがもしかして何も知らない振りして県庁駐車場に行って2CVだしウチの人に困った顔させて頼み込んだら入れてもらえるかもと甘い考えで県庁に行ったのですが勿論駄目でした。(当たり前か)

と言うわけで、時間も余りお腹もすいたのでお昼御飯を食べる事にしたのですが、前述のごとく我々にはお金が有りません。いや、まだ2日目なので無い事は無いけどあまりに限られた予算なのでここで景気よく使うわけにはいかないのです。我が家の取った作戦は“どこぞ河原か何かで自炊しよう”でした。

実は、6月に徳島県内にお住まいの作家でカヌーイストの野田知佑さん宅に遊びに行った時『カヌーライフ』誌の取材で来られてた出版社のF氏と知り合いに成り、その時「8/12は吉野川でキャンプしてるので良かったらどうぞ」とお誘いいただいてた事も有って、そもそも吉野川でのキャンプはしないまでもせめて御挨拶だけでもと『四国三郎』と名高い吉野川を遡りF氏の居られるであろう吉野川『第十堰』(『第十』は地名)目指すのでした。

14時20分頃『第十堰』に着くとそこには画用紙に書かれた『川遊び道場(飛び入り歓迎)』の立て札が有りメインテントが張られて何台かの車が留まってて子供から大人まで沢山の人が居られました。F氏を探したのですがまだ来られて無いのか結局会う事は出来ず、また夜のキャンプにも参加出来ない(我が家は『高越山』キャンプ予定)事からあえて名乗る事もエントリーもせず『川遊び道場』横でアウトドアショップで貰って来た水を湧かしてレトルト御飯でレトルトカレーをいただきました。(これがまた美味しかった!!)


     
(左)途中吉野川から見た眉山(左中)野性的な道で方向転換(右中)第十堰河原でお昼いただく(右)10数キロ西は大雨!

10数キロ西に物凄い夕立ちが降ってる様子だったので心配したのですが、約一時間居て15時過ぎ県庁駐車場に並ぶのと夕飯&クーラーボックスの氷を買うため市内に戻る事にしました。15時半頃スーパーを見つけて買い物がてら涼みに、で、16時過ぎ再び困った顔作戦しに県庁駐車場に行ったのですがやはり結果は同じ事で道路にすら並ばせてくれません。でも、守衛のおじさんが許容台数は208台だと教えてくれたのですぐ近くのローソンで時間を潰す事にしました。

とはいえ、2時間もローソン駐車場を占拠するわけにもいかないので17時半移動、県庁近くの潰れたショッピングセンター付近の道路の広く成った所でカーナビでテレビ観ながら時間潰す事にしました。

やがて18時半、付近に居た車が一斉に動きだし我々も無事県庁駐車場に入る事が出来、落ち着いた所でダックテール(後部オプションで付けてる簡易トランク)をテーブルにさっきスーパーで買って来たお弁当やお惣菜(徳島県名産物でした)を並べて夕食をいただきました。(贅沢な気分)


   
(左)夕暮れが迫ります(中)Pにて徳島名産『ぼうぜ寿司』などいただく(右)いよいよ街へ繰り出すのです


さて、お腹も落ち着いたのでそろそろ街へ繰り出します。今回は我が家二人のみ、いつもは寄ってまわるジャズ関係のお友達のお店等も今年はお金が無いから寄る事を諦めてお風呂セット片手に阿波踊り見物のみにとどめる事にしました。(もしやお待ちいただいてた皆さん申し訳有りませんでした)

そんなで、いよいよ阿波踊三昧な2daysに突入なのです。



==========<以下僕のブログから>=========


フェリー乗りました / 清水武志 -8月12日 11時50分-
 

和歌山港出て今淡路島沖。

パテ氏とさっきまでアマ無で交信してましたがこっちは海上で見通し距離でどこまでも交信出来る気配だったからとっとと仕事に向かわれました。

今日も何処までも青い空、阿波踊り観てから山登ってペルセウス座流星群の降る空の下キャンプします。

あと一時間程で徳島です。



徳島
/ 清水武志 -8月12日 14時53分-
 

県外車無料駐車場がまだ入れないので港近くのアウトドア屋で暇潰し。

で、今は四国三郎と名高い吉野川を少し逆上り藍住町まで移動して第十堰で行われてる『川遊び塾』横で昼食の用意。

どこまでも青い空、BGMは勿論Van Morrisonなのだけど頭の中ではアルバートハモンドの『カリフォルニアの青い空』がなりまくってます。

ああ 日ぃ日常な旅。







徳島市内阿波踊り〜高越山キャンプへ


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